古典を参考に、しなやかな生き方を考える読書会です。

『万葉集』の歌人たち、『枕草子』の清少納言と定子、『古事記』の登場人物は、とても柔軟で強く、しなやか。
彼女ら彼らの悩みの乗り越え方や、自身の心の整え方は、現代に生きる私たちの参考になることばかりです。

第1回から第4回は「気持ちの切り替え方」「苦手な場面の切り抜け方」「うれしかった贈り物」「忘れたい失敗」について、みなさんに話していただきました。
日本の古典を身近に感じながら、家族や友人には話しづらいことを率直に話すことができる機会です。
古典のエピソードや、他の参加者の対処法を知ることによって、心を整えるヒントを得ていただけたらうれしいです。

講師・進行は著者の寺田真理子さん。古典や本書を読んだことのない方も、ぜひお気軽にご参加ください。

※テーマを変え、全5回開催予定。1度のみの参加でも大丈夫です。

第5回:つらいときの乗り越え方
日時:2024年6月30日(日)13:15~14:45

清少納言が生きることに疲れてしまったとき、白く清らかな紙や上質な筆が手に入ると心が晴れ、「さばれ。かくてしばしも生きてありぬべかんめり(まあいいか。こうしてまだしばらく生きていてもいいなあ)」と思ったエピソードと、『枕草子』を書くことになった背景を題材に、「つらいとき何を支えにして乗り越えてきたか」をみなさんに話していただきます。

当日の予定
・著者の自己紹介と本の説明/10分
・参加者の自己紹介/10分
・朗読と解説(心理学の話)/10分
・談話/60分

おひとりずつ順番に話していただきます。適宜、著者から質問やコメントを入れ、場合によっては心理学的な観点からアドバイスをします。みなさんにコメントを求めることもあります。

会場
西荻窪BREWBOOKS2階
167-0053 東京都杉並区西荻南3-4-5
JR西荻窪駅南口より徒歩4分。西荻南児童公園の隣。
※靴を脱ぐ会場です。

参加費
各回2000円(お茶・おやつ付き)
※書籍は必須です。
「ご持参」または「当日会場にてご購入」ください。
※お支払いは現金のみです。

予約
メール:shoji☆raichosha.co.jp(☆→@)
担当:庄子
※お名前、参加回、人数、ご連絡先、書籍の「ご持参 or ご購入」をお知らせください。

定員
各回8名

著者プロフィール
寺田真理子
日本読書療法学会会長。
日本メンタルヘルス協会公認心理カウンセラー。
読書によってうつから回復した経験を体系化して日本読書療法学会を設立し、国際的に活動中。万葉集や枕草子、徒然草などの古典を清川妙氏に師事。著書に『心と体がラクになる読書セラピー』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など、訳書に『認知症の介護のために知っておきたい大切なこと』(Bricorage)など。